Altair トライバンドV2フィルターは、カラーCMOS、CCD、および一眼カメラ等での輝線星雲のディープスカイイメージング用の光害フィルターです。
Altair V2フィルターテクノロジーは、不要な波長をさらに効果的に遮断し、透過率を高め、ハローを発生させません。
その結果、カメラで輝線星雲を撮像する際の信号雑音比が向上します。
TriBand V2 は焦点比の小さいレンズや望遠鏡と互換性があるだけでなく、都市部で中型の望遠鏡を使用した眼視観望も可能になります。
より明るい輝線星雲は、光害が少なめの都市環境であれば観察できます。
これは、次のような新しい TriBand V2 コーティング テクノロジーです。
- 両面にアンチハローコーティングが施されており、レデューサーやカメラレンズからのゴーストを軽減します。
- UV、IR、および不要な可視光波長範囲の遮断性が向上します。 UV OD7 (T0.00001%)、Visual OD5 (T0.001%) および IR OD4 (T0.01%) により、究極の光害遮断を実現します。これは、競合するフィルターよりも桁違いに優れています。
- 対象透過波長の高い透過率 Ttop 93% (V1 よりもターゲット波長の透過率が平均 5% 高い)。
- 14nm Ha および 34nm Oiii の FWHM(半値幅)により、V1 と比較して透過率を高く保ちながら、テールオフが少なく、不要な光害を軽減します。
レデューサーを備えた F4.8 で動作する Altair 屈折鏡のような短焦点スコープとも互換性があります。
改造および未改造の両方の一眼カメラに対応可能なUVIRブロッキング機能に加え、ハローを可能な限り軽減するための反射防止コーティングが含まれています。
狭帯域バイカラー イメージングは、天体写真の新たなトレンドとして成長しており、特に光害地域や月明かりの下でのイメージング撮影に人気があります。
光害、月光、大気光を抑えながら、2つの主要な発光星雲バンドを同時に撮影できるようになりました。
より短い時間でより多くのデータをキャプチャし、夏の間でもイメージングの時間枠を広げます。
Altair TriBand 光害フィルターは、主星雲の発光ゾーンを赤と青/緑の波長で分離し、それらを広い間隔で 2 つの主要な「ゾーン」に分離することで、カラーカメラで簡単に撮影できるようにします。
すべて1回の露光で可能です。
緑/青と赤の「ゾーン」が広く分離されているため、キャプチャが非常に便利であるだけでなく、処理も簡単です。
光害防止効果が非常に高く、レイリー散乱の効果によりLEDの光も大幅に軽減されます。
高感度OSCまたは「ワンショットカラー」CMOS カメラは、これらの波長を非常に効率的に透過し、カメラベイヤーマトリックスを通過させます。
このフィルターは一眼カメラでも機能します（APS-Cセンサーサイズが変更されたカメラが最適ですが、通常のカメラでも機能します）。
露光の完全なスタックがある場合、色の分離が大きいため、処理は比較的簡単です。
これらのフィルターは、モノクロカメラで星雲を撮影するための「超輝度フィルター」としても使用できます。
Altair フィルター ファミリの概要:
- QuadBand フィルター - Sii と Ha をレッド ゾーンに、H-beta + Oiii をグリーン/ブルー ゾーンに組み合わせます。 (適度な光害と空光の場合、カラー カメラで使用することをお勧めします)。
- TriBand フィルター - Ha をレッド ゾーンに結合し、H-beta + Oiii をグリーン/ブルー ゾーンに結合します。 (光害が大きい場合、カラー カメラで使用することをお勧めします)
- DualBand Filter - さらに深いブロッキングにより、Ha と Sii をさらに明確に分離します。 (都市などの市街地などの深刻な光害に推奨。カラー カメラで使用します)
- ナローバンド モノラル カメラ フィルター - これらは単一バンドを分離するため、Oiii、Ha、Sii などのフィルターごとに 1 つの波長のみをキャプチャし、主にモノラル B&W 天文カメラで使用されます。 各フィルターには個別の露出セットが必要です
フィルター仕様:
トライバンド OSC フィルター CWL:
第1バンド、CWL495nm FWHM(半値幅) 34nm
第2バンド、CWL 656nm FWHM(半値幅) 14nm
厚さ1.85mmの光学ガラス、平行度30秒角。
UVIRブロックと反射防止コーティング。
※商品外観及び仕様等は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください
