Altair 395nm NUV フィルターは、太陽から放射される 2 つの主要なカルシウム波長の光を選択的に通過させます。
CA-Kラインは393.37nm、CA-Hラインは396.85nmです。
特別に開発された多層干渉コーティングにより、395nm の NUV 波長で約 75% の透過率が得られます。
帯域幅は約 7nm (FHWM) で、不要な波長を効果的にブロックし、選択した波長で非常に高いコントラストを実現します。
400〜1100nm UVおよびIR光はOD3 0.1% でブロックされ、
400〜700nmの可視光は OD4 0.01% でブロックされます。
太陽撮影時: フィルターは、光球と彩層の境界にある太陽大気上部の詳細を表示するために、高速CMOSカメラの前に配置してください。
急速に変化するエラーマン爆弾 (マイクロフレア) やプラージュ (黒点近くの明るいつながり) など、通常は人間の目やカメラでは見ることができない構造が明らかになります
。太陽の粒状化や、黒点の周囲の本影のディテールも強化されています。
惑星金星撮影時: 金星も、通常では撮影できない上層雲をより高いコントラストで撮影可能です。
またコントラストが上がるため、より高速なフレームレートでの撮影が可能になります。
重要: 395nmの波長は有害であり、目にはほとんど見えないため、NUVフィルターは写真用途のみを目的としています。
フィルターへの放射線損傷を軽減するに、少なくとも OD3.8 のプレフィルターが必要です。
太陽撮影時には通常、屈折鏡筒が使用されますが、反射鏡筒も前面開口部に大きな遮断フィルターが付いている場合に限り使用できます
(ハーシェルウェッジは反射望遠鏡では使用できないため、通常は太陽フィルムまたはガラスフィルターを用います)
撮像には偽色およびコントラスト処理のためモノクロCMOSカメラが必要です。
仕様:
- NUV透過帯域、CWL 395nm FWHM 7nm
- フィルター基板: 厚さ 1.85 mm の BK7 光学研磨ガラス、平行度 30 秒角
- UVIR ブロック: 400 〜 1100nm の UV および IR 光は OD3 (0.1%) でブロックされます。
- 可視光遮断: OD4 で 400 〜 700nm の可視光 (0.01%)
※商品外観及び仕様等は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください